渡部です。

 

 

「美容院にイメージを伝えたのに、髪を切られすぎイライラ…返金させることは可能?」

kiri

http://news.livedoor.com/article/detail/13063143/

 

 

なんかドキドキしてくる記事ですね。

 

 

 

まぁ、あるよね~


 

当たり前と言いますか…当然なんですが学生時代にお客さんをしている時も、お客様を迎える側になった今でも、「切り過ぎ、長過ぎ」は思っていたし、今もお客様からご意見いただくこともあります。

 

 

「人が求めていることを人が叶える」ということなので、必ず誤差というものは存在します。

しかし生業としている以上、プロとなった今ではその誤差を無くすために努めるのは当然です。

 

 

 

 

 

ただ、それ以前に…


 

僕がお客さんをしてた時代(~17歳まで)ですが、語彙力や表現力の乏しさから伝わりきらず(でもそれが当たり前)、「なんかなぁ~」と思うことは当然あったかと。記憶としてハッキリあるわけではないですが。

 

それでも「金返せ!!!」とか、「弁護士立てて訴えてやる!!」などは思ったことはありません。

 

 

恐らく、そこまで思わせるには仕上がり以前に他の部分で不満があったのではないかと…

 

 

「『請負契約』ととらえた場合、報酬の発生には、仕事の完成が必要となります。

本件では、完成イメージより短く切られ、手入れがしづらい髪形になってしまったとのことです。しかし、美容師に伝えた際に渡したのは、正確に伝えられる写真のようなわかりやすいものではありませんでした。また、出来上がった髪形が、当初予定していたイメージより多少短いだけでは、『仕事の完成はなされている』と評価できます。したがって、代金の返還は難しいと思われます」

 

 

 

「請負契約」なんて言葉使ったことないですが…

 

 

『仕事の完成はなされている』

これに関しては、人それぞれかもしれませんが、「切ったから仕事OK!」って考えてるスタイリストのほうが少ないのでは。

 

「お客様がもっと素敵になるよう頑張ります!」という意識のスタイリストの方が圧倒的多数な気がします。

 

 

 

例えば、前髪の一部がはねてまとまらないような場合などケースによっては、手入れをしやすいように修正してもらうことは可能と思われます(「瑕疵修補請求権」民法634条)。

 

 

 

これはよくいう「お直し」というやつですね。

 

 

このお直しに関しても、「もうちょっとここをこう!」とお任せいただけるのは大変ありがたく、次回からのポイントとして、そのお客様をより深く理解できるチャンスをいただいているも同然。

お客様が納得できるまで施術させていただきます。

 

 

しかし「訴えてやる!!」とまで信頼が無くなったスタイリストに「お直し」は任せられませんよね。

 

現に「あそこで変になった」と来店された方もおられます。(多分逆もある…?)

 

 

 

 

 

じゃぁどこでお客様を怒らせてしまったのか?


 

これはいくらでもイメージができますが…

 

大体のことが、スタイリストやスタッフの「人格」や、お店側の「システム」から来てるんではないかと…

 

 

僕もお客様を激怒させたことがありますし、皆さん経験としてはあるのでは…?

今思えばしょーもないことですし、その時邪魔したのは「忙しさ」や、「自己擁護」。

全てお客様には関係のないことですね。

更に言えば、「自分の仕事に対しての怠慢」「スタッフを育てきれてないお店側の怠慢」。

(自分を棚に上げてるのではなく、客観視してです)

 

 

 

スタイルの仕上がりに関していえば、コミュニケーション不足、テイストを汲み取る力のなさ(勉強不足)、単なる技術不足etc…

 

ソフト面はもちろん、ハード面でも改善していかなければまた同じようなことは起こってくるでしょう。

 

 

 

「お客様が遅刻をされて時間が無かった」

「お客様にお任せと言われて…」

 

いくらでも言い訳は言えるかもしれないけれども、そこにこそ成長のチャンスがあるんじゃないかなぁと思っていますし、その先には更なるお客様の満足があるのでは?と思うところ。

 

 

 

 

 

そもそも「みんな上手」なハズ


 

 

担当させて頂いているお客様にはたまーに言ってますが、

「僕よりうまい人なんかいっぱいいます!」

 

 

世の中にはカリスマと呼ばれ続けている人も、ビックリするくらいの売り上げを誇っている方もいらっしゃいます。

 

その中でも、自分を指名してきていただけるというのは非常にありがたく…

 

 

どんな理美容師さんも、顧客がいて生活ができています。

その顧客様から見れば「あなたがいい」「この店がいい」と思われて来店されているはず。

 

つまり、どのスタイリストでも「誰かを満足させるスキル」はあるはずなんです。

 

 

 

ターゲットを絞って特化させるスタイリスト、幅広い層に支持されるスタイリストと様々ですが「お任せで!」が究極な気がしますねぇ…

やはり「信頼」の為せる業。

 

 

「あなたに任せれば大丈夫!!」

もっともっと言われたいですねぇ…

 

がんばりまっす。

 

 

 

 

渡部