渡部です。
時期だな~と思うのが、夏に明るくしたヘアカラーを暗くしたい!とか、カラーをするにも暗めが気分な方が増えてます。
今日、カラー施術をさせてただいたうち、お二人は「黒!」でした。
黒髪、カッコイイと思います。
黒染めはよく考えてから
しかし、一度「黒染め」すると染めたところは明るくし辛いのです…
言い切れるのは、「明るくしたところでどうなるか計算できないし、新しく生えたとことのバランスが非常に分かりづらい」ということです。
図にしてみましょう。
渡部画伯、久しぶりに炸裂しましたね。
これ一回書き直してますからね。
本気で描きました。マジ本気マジ。
どういうことかというと、赤線の部分は「黒染め」の染料が入っています。
とても濃く入るので、2か月経っても退色しきっていません。
そこに明るくする薬剤を塗っても、計算通りにはならず…
しかし2か月経過しているので、根元2センチは元気な黒髪が生えてきている。
その根本は普通に染まるよ!という大変難しい状態になってしまうのです。
どうしてもという方は、なんとか明るくしようとする場合もあるのですが、正直、時間、お金、髪への負担がかかります。
じゃぁどうしろと
カラーって明度と彩度というものがあるのです。
そこは深くは触れませんが簡単に説明すると
髪が明るい人に
暗いカラー剤→濃く入る
明るいカラー剤→薄く入る
暗い髪の人に
暗いカラー剤→あまり明るくならない
明るいカラー剤→明るくなる
これ、当たり前の事を言っているんですが、重要なんです。
つまり「明るい髪の人に暗いカラー剤を使えば色が濃くなる」ということです。
黒染めというものはとにかく染料が濃く、かつ残ってしまうものが多いのです。
そこで使うのが…
僕の好きなカラー剤「THROW」です。
アッシュがとてもキレイに出るのですが、他の色も「THROWっぽさ」が出ていい感じです。
この6というのが暗い薬になるのですが、もっと濃いのが欲しい…
ということで
こちら。
コンフォートラインといって白髪染めのラインです。
こちらも6をチョイス。
通常のカラーよりコンフォートラインのほうが濃く仕上がります。
そして更に濃く…
ブルーという、カラー剤に更に色素を足してくれる薬。
この組み合わせなら、「普通に褪色してくれて、かつ赤くならない」黒染めが可能です。
今日のお二人↓
ほぼ黒なのですが、光に当たったところは少し透けるような柔らかさが出ていますね。
褪色も赤みが出ずキレイですし、次回のカラーの時も影響なくできます。
長くなりましたが、大人もできるカラーです。
今年の秋は濃い目のカラー。
いかがでしょうか。
渡部