渡部です。

 

 

 

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朝早く起きすぎたので書いてみました。

 

昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが理容師免許を取得しようしていました。

 

おじいさんが山へ黙想しに、おばあさんは川へミディアムカットに行くと、川上から毛量が多くてミディアムカットしやすい大きな桃が分髪された状態で流れてきました。

 

「こんな色彩を出しやすい桃はみたことがない。丹頂チックをつけ何度かドライヤーで熱入れを繰り返して一発合格しよう」

 

持ち帰った桃を水スプレーで濡らし左七三分けをとってみると、中から大きな赤ん坊が出てきて「消毒しました!」と喋りだしました。

 

 

「この子は国家試験規則に従って”次亜塩素酸ナトリウム太郎”と名付けましょう」

 

 

すくすくと基本セットをクリアした桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんにネックシェービングをしました。

 

 

「ここまで僕をレッスンさせてくださり、ありがとうございます。鬼ヶ島へニューヘアーを伝えに行ってきます!」

 

 

“白髪ぼかし”というアイテムを与えられた次亜塩素酸ナトリウム太郎は【白髪を生かせ!】と書かれた店外POPとサインポールを身につけて、人手不足とアイロンパーマ習得に向け一歩を踏み出しました。

 

 

次亜塩素酸ナトリウム太郎がサロンオープン準備していると、イヌという動物に出会いました。

「僕は理容室で飼われてはいけないので外に同行します。」

 

次亜塩素酸ナトリウム太郎がクリッパーラインをぼかす為にバリカンを斜めに入れていると向こうからサルがキャリングしてきました。

「鼈甲という高級コームをくれたらカリキュラムを一個進ませます。」

 

桃太郎がクラシカルバックに苦戦していると、向こうからキジがパーマワゴンに乗ってやってきました。

「クールグリースというスタイリング剤をくれたら僕が髪の毛をオーバードライから防ぎます」

 

 

桃太郎は数々の人頭カットを乗り越え、師匠のチェックまで進み、鬼ヶ島まで営業時間押さないでこれる様になりました。

 

 

桃太郎は鬼達の座する圧迫面接でこう志望動機を話しました。

 

「御社に入社できたなら日本一有名なヘアサロンにします」

 

 

桃太郎達のスキルはミディアムカット、鼈甲コーム、クールグリース。

 

イヌはそのするどいカミソリで、鬼の腕にバリアートを。

サルはその鋭い爪で、鬼の顔面を「ウィッグは人間と同じ様に」とフェイスブラシを。

キジはそのクチバシで、バイブレーターを使って肩マッサージを。

 

「うわあ、まいった。君が独立する時には近所に低価格サロンは出さないようににする〜。」

 

鬼達からクールシャンプーを取り返した次亜塩素酸ナトリウム太郎達は、いつまでも幸せに世界チャンピオンになりましたとさ。

 

【元記事】

「IT用語だらけの桃太郎」

 

 

面白かったので書いたのですが、まるでサイコですね。

 

渡部の脳内はいつもこんなのです。

 

 

 

今日も頑張りましょう。

 

 

 

 

 

渡部