渡部です。
そう、それは突然のできごとでした。
いつものように寝付きは良く、浅い眠りがテンプレな渡部ですが、夜が涼しかったおかげで朝まで爆睡キメてやるなんて思ってたところでいきなり肩に違和感が。
時間は4時前。
「破水したかも…」
と言われれば、寝ぼけている脳も100%フル稼働になる。
慌てて飛び起き、「びょ、病院に電話を…」とアタフタしているのは当然僕の方で、妻に至ってはシミュレーションができているからなのか「トイレでパッド着けてくる~」など、僕では到底判断できないことを平然とやっている。
できることは、とにかく着替えて用意してあった荷物を車に運ぶこと。
焦る渡部の横で陣痛の周期を測ったり、病院に電話している妻は本当に落ち着いてたと思う。
救急外来に着き、車いすを用意してもらう。
その間に荷物を下ろしたり車を停めたりして足早に外来入り口に向かう。
ここからは嘘だろ…という流れなのだが、婦人科病棟の入り口に着き、軽く診察を受けたあと、入院が決まる。
「旦那さんは、入院の手続きと奥様の朝ご飯を買ってきてあげてください」と言われたので小走りで受け付け、売店に行ったが時すでに遅し。
妻の姿はもうない!!
もう病室に通されているのである。
感染症の影響で病室には入れず、当然立ち合いもダメ。
つまり、僕にできることはここまでなのである。
生まれてくるにはぴったりの空模様。
ソワソワしながら、蚊帳の外な感じも感じながらひとまず帰宅です…
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渡部