渡部です。
ちょっと連載っぽくなってますが、長いので分けてるだけです。
さて、前回までのお話はブログを読んでいただくとして。
今回は
「水分を味方につける! or 阻害する!」
をテーマにしようと思います。
髪のセットというのは実はシンプルでして、
水に濡れる(水分が入る)→リセット(元に戻る)
髪が乾く(水分が抜ける)→固定(形がつく)
という二つの要素だけです。
よくよく考えてみたら、寝癖ってそうじゃないですか?
寝癖を直すには濡らすしかなく、濡れたまま寝れば寝てる間に水分が抜け、形がついてしまいます。
ここを利用してやれば、自らの髪質や生え方等、うまく付き合っていけるかもしれません。
水分を味方につける
味方につけるほうから紹介してみようと思います。
①パーマ
一番簡単なのはパーマですね。
強い、弱いの差はありますが平たく言えば
パーマ=髪の形を変える
ということです。
ここで寝癖の話に戻ると
水に濡れる(水分が入る)→リセット(元に戻る)
髪が乾く(水分が抜ける)→固定(形がつく)
これを思い出してください。
こちら、ツイストスパイラルという強めにかかって見えるパーマを施しロッド(筒)を外したところ。
実はパーマが一番強く見えるのはこの瞬間です。
水分があり、ロッドの形がはっきりついています。
そして乾かしてみるとこうなります。
あんなにはっきり出ていた形がほぐれてみえます。
つまり、夏場は汗や湿気によってセットが崩れるということが起きやすいですが、パーマをかけていれば「汗をかく=水分が髪に入る→パーマのウェーブが出る」ということになります。
ぺチャッとボリュームが無くなってしまう方、逆に抑えてたところがハネてしまう、アイロンで伸ばしてたところのクセが戻ってしまう方にはパーマが断然おすすめです。
②スタイリング剤をウェット系に変える
今の時代、ワックスが主流になっていますよね。
ワックスも確かに良いし、ワックスでしかできないことも沢山ありますが、あえて「夏場だけでもウェット系」を提唱します。
はい、こちらは「濡れた髪にグリースを塗布、その後ドライヤーを根元にだけ」というスタイリングを施しています。
グリース、ジェル等、ウェット感が出るスタイリング剤は総じて「水と相性が良い」です。
朝のお手入れとしては
濡らす→よーくタオルドライ→グリースorジェルを塗布→根本に風が当たるようドライ
と、時短&涼しくスタイリング可能です。
ハッキリした束感、ツヤ感が涼しさを演出してくれます。
夏の湿気&汗という髪にとっては最悪な時期ですが、対策ついでに夏らしい質感を楽しむのもアリだと思います。
次は「湿気を阻害する」で記事にしてみたいと思います。
渡部